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2012年03月13日

恥ずかしい「政権」

MSN産経ニュース>>>台湾代表の指名献花外し、対応に問題なし 藤村官房長官、前日の首相謝罪覆す>>>


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 一つ前に「追悼式で台湾冷遇、指名献花から除外 首相が陳謝2012.3.12 21:03 [野田首相]」」というニュースを取り上げましたが、このときの内容で藤村官房長官は――「十分にマネジメントできていなかったことについてはおわびしたい」――と述べていました。これは、今までも民主党政権に見られた、事務方任せで、閣僚がまともに答えられない流れ、と読み取れますが(それでも十分情けない)、今回取り上げた記事では、台湾を指名献花から外したことを後から知らされたとしながらも「対応に問題なし」と居直っています。
 「追悼」という儀式でありながら、このような展開になってしまうことに、国民は、民主党政権がいかなるものかをしっかり認識する義務があります。政権選択の責任は国民にあります。

 「台湾の声」より配信された答弁の様子>>>>※この答弁では、事務方任せで、まともに答えられない様子ですが、「対応問題はなかった」という認識は、記者会見でのことのようです。>>>>>>>>


【世耕弘成議員の質問】台湾代表を2階席に座らせ指名献花にも参加させなかった


 天皇皇后両陛下のご入場・ご退場の際に会場で「起立」がなかった件と、台湾代表を2階席に座らせ指名献花にも参加させなかった件。
世耕弘成委員

「えー、自由民主党の世耕弘成でございます。あの、昨日は私も、東日本大震災1周年追悼式典に、出席をさせていただきました。えー、大手術のあとのお身体を、おして、ご出席いただいて、そして非常に心のこもった、お言葉を述べられた、天皇陛下のお姿に大変感動いたしましたし、えー、また、えー、ご遺族3名の方のご挨拶にもですね、非常に心を打たれるものがありました。しかしその中で私、2点ほど、あれっと思ったことがありますので、総理、実行委員長でいらっしゃいましたんで、事実関係をぜひ教えていただきたい。まず1つは、天皇陛下がご入場になる時、ご退場になる時、これ普通はああいう式典では、どこの国でもですね、大統領や国王が、出たり入ったりされる時には、全員起立して迎えるもんですが、場内アナウンスが流れて、着席したままにして下さいと言われた、言われたから私もそうしてましたけども、非常にあの式典としては変な形になったと思いますけど、これ、どういう経緯でそういう風になったんでしょうか(ヤジ「認識がないんだよ総理には」)」

石井一委員長
「野田…、あんた(藤村)が答えられるの?(ヤジ)はい、藤村内閣官房長官(ヤジ「分からんですまんぞ)」


藤村修官房長官
「あの、正直に申しまして、あのー、事務方で、ずっと詰めてきたものを、ま、昨日、直前に私も聞いたところでありました。ま、そういう意味では、私が分からないっていうのが、あの、すまないぞと言われましたが、もうそれはお詫びするしかないんで、あの、分かりません(ヤジ)」

石井一委員長
「世耕弘成くん」

世耕弘成委員
「あの、非常に重要なところをね、事務方に任せきりだというところ、ここにまさに皆さん方の政権の国家観が出てる(ヤジ「その通りだ!」)。世界に恥ずかしいですよ(ヤジ「恥ずかしいよ!」)。大統領や国王が入ってきた時、日本で言えば天皇陛下が入ってきた時は、立って迎えるのが常識だと思います(ヤジ「そうだ!」)これ非常に、昨日の式典で、残念なことだった。もう1つ、お伺いしたいと思います。あの、献花がありました。そして、外国の、各国の大使館の献花、そして、各国際機関の献花が、指名献花の形で行われました。この献花の中にですね、台湾の代表の方はいらっしゃいませんでしたが、これはご招待されたんですか、されてなかったんでしょうか(ヤジ)」

石井一委員長
「はい、藤村、内閣官房長官」

藤村修官房長官
「あの、いらっしゃらなかったと思います(ヤジ)」

石井一委員長
「はい、世耕、くん」

世耕弘成委員
「違うんですよ。あのね、台湾の、いわゆる文化、交流所、ですか、の、文化代表所の、副代表の方が、参列をされてたんです(ヤジ「そうだよ!」)。しかしどこに案内をされたか。2階席(ヤジ「そうだ」)。2階席で、一般の日本の他の企業とか団体と一緒に座らせて、指名献花もさせなかったんです。台湾は、一番早く、救援の手をあの大震災の時差し伸べて、一番たくさんの義援金もくれた国じゃないですか(ヤジ「そうだ!」)。その台湾に対して、どうしてそういう失礼な扱いをされるんでしょうか。お答えいただきたいと思います(ヤジ)」

石井一委員長
「はい、藤村官房長官(ヤジ)」
藤村修官房長官
「いわゆる国と国の関係において、ああして大使らが、たぶん、あの、指名献花されたと思います。で、台湾については、これは経済交流の機関というふうな捉え方だったと思います(ヤジ)」

石井一委員長
「はい、世耕弘成くん」

世耕弘成委員
「でもね、あの指名献花の中には国際機関も入ってるんですよ?(ヤジ「そうだ!」)。OECDだって呼ばれてましたよ?そこで、ど、パレスチナも呼ばれてましたよ?どうして台湾に、指名献花を、その、一番最後でもいいからさせてあげなかったんですか(ヤジ「そうだ!」)。官房長官ですら、来てたか来てないかも分かんないっておっしゃってるじゃないですか(ヤジ)。どう思われますか。もう一度お答え下さい」

石井一委員長
「えー、藤村官房長官(ヤジ)」

藤村修官房長官
「あのー、台湾が大変なたくさんの、義援金をいただいていると、ま、このこと私、本当にあの、深く感謝しているところでございます。ま、そのことについて、えー、十分に、マネージメントできてなかったと、いうことについてはお詫びしたいと思います(ヤジ)」

石井一委員長
「世耕くん(ヤジ「責任はどうなるんだ!」)」

世耕弘成委員
「これ誰が、誰が台湾をそこへ座らせると判断されたんですか。指名献花させないと判断されたんですか。お答え下さい(ヤジ「答えてみろ」「いい質問だ」)」
石井一委員長
「はい、藤村官房長官(ヤジ「何も知らないんだよ」「どうなってるんだこの政権は」)」

藤村修官房長官
「あのー、ま、事務方で、全て、あの、ある意味でお膳立てをしたということでありますが、(ここからペーパー見ながら)ま、台湾に関する我が国の基本的立場は72年の共同声明にある通りであり、ま、それは何ら変更ないと。非政府間の、実務関係者としてのお招きだったように思います(ヤジ)」

石井一委員長
「はい、世耕くん」

世耕弘成委員
「一番、支援をしてくれた国に対して、対応を事務方に任せてる。外交上難しい面があるのは私もよく分かりますよ?だけどもこういう時はそれを超えて、台湾の友情に応えるべきじゃないですか(ヤジ「そうだ」)。私もこの場で、一人の日本人として台湾の皆さんに昨日の、我が国の振る舞いについてお詫びをしたいと思います(ヤジ「そうだ」)。野田総理、お詫びをして下さい。国を代表して。お願いします」

石井一委員長
「野田内閣総理大臣(ヤジ「謝れ!」)」

野田佳彦内閣総理大臣
「今般の東日本大震災の中ではほんとに台湾の皆様には、温かいご支援をいただきました。えー、そのお気持ちを、もしかすると傷つけるようなことがあったら、これはほんとに申し訳ないと思います。あの、行き届いてなかったことを深く反省をしたいと思います(ヤジ「天皇陛下には!?)」

石井一委員長
「世耕くん」

世耕弘成委員
「今、ま、総理からお詫びの言葉があったと、いうことで、今後、こういうことはちゃんと気をつけていただきたい。台湾の方、あの熱い気持ちに我々もしっかり応えていくべきだということを、申し上げておきたいと思います。次…」

石井一委員長
「委員長として、一言申し上げます。只今の、天皇陛下に関するご提案、また台湾に対する取り扱い、非常に傾聴に値する、意見であるというふうに、拝聴いたしました。政府におかれましては、おそらく、そのー、その目的のために、こうしたんじゃあない。しかしながら、こういう国事行為に対しては、十分注意をされるように、今後、お願い申し上げたいと存じます(拍手)。はい、次に、質疑を続行します」

世耕弘成委員
「あの、委員長の公平なお裁きに大変感謝、と敬意を表したいと思います。ありがとうございました」

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結局、政府はこんなもの。国民の意思で「ありがとう台湾の皆さん」
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感謝台湾チラシ
http://www.ritouki-aichi.com/library_kansya_taiwan_2011FC4.html

追悼の日だからこそ、批判は控えましたが、何だこれは。


(産経ニュース一部引用)
追悼式で台湾冷遇、指名献花から除外 首相が陳謝
2012.3.12 21:03 [野田首相]
 政府が11日に主催した東日本大震災の一周年追悼式典で、台湾代表として出席した台北駐日経済文化代表処の羅坤燦(らこんさん)副代表が指名献花から外されるなど冷遇されたことが分かった。12日の参院予算委員会で世耕弘成氏(自民)が明らかにした。
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 3月11日、東日本大震災から1年。午後2時46分、周囲の方たちと黙祷を捧げました。帰宅し、本ブログに日本が台湾の主要紙に感謝広告を出した記事とCMを取り上げました。
 感謝広告を出したのは、日本政府の名ではなく、交流協会でしたが、それでも1年を経て、感謝の意を示したことは、「ようやく」という感があるものの、やっと公式な謝意がなされたのかと思った次第です。

 追悼の日だからこそ、上記記事で当時の菅政権の対応を批判することを控えましたが、どこまで台湾を愚弄しているのでしょう。また、親臨された天皇、皇后両陛下がご退席になる際、誰も立ち上がってお見送りしなかったそうで、結局、こういう政権なんだということを思い知ることになりました。

 改めて、震災時にことを掘り起こしますと、震災発生後、真っ先に支援を申し出たのは台湾ですが、菅民主党政権は、中国に気兼ねしこの申し出を足止めさせ、中国を先に入国させました。一刻を争う人命救護より、中国への体面を繕うことを優先したわけです。
 義援金の額にとやかく言うのは、好ましくありませんが、その後、台湾は、自発的に日本に対する募金活動が行われ、空前の200億円超の義援金を集めました。人口2.300万人の台湾で計算すれば、その額の凄さがわかります。

 菅政権は、6カ国7紙に感謝広告を出しましたが、これには、台湾は含まれませんでした。この政府の姿勢に業を煮やし、民間の呼びかけで台湾への謝意を表す広告を出し、「謝謝台湾運動」が各地で展開されました。
 その後、国会で、自民党の古川議員が、「東日本大震災が起こったとき、台湾は真心あふれる破格の支援をしてくれた。台湾とは正式な国交がないとはいえ、日本国として礼を尽くし、心からなる謝意を伝えるべきではないのか」と質問。この答弁で野田首相が謝意を示したという有様。

 政府は、これまで中国の顔色を伺い、台湾のことには触れないようにしてきています。その姿勢、慣習がこのような大失態を演じたのではないでしょうか。

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参照:読売ニュースから引用

追悼式で台湾代表が献花できず…首相、深く反省
2012年3月13日(火)07:36
 野田首相は12日の参院予算委員会で、11日の政府主催の東日本大震災追悼式で、台湾代表に献花の機会がなかったことについて、「本当に申し訳ない。行き届いていなかったことを深く反省したい」と陳謝した。

 自民党の世耕弘成氏への答弁。台湾からの震災義援金は官民合わせて約200億円と世界トップクラスだった。

 世耕氏は追悼式で、天皇、皇后両陛下がご退席になる際、場内が着席していたとして、「どこの国でも全員起立するものだ」と批判。藤村官房長官は「(議事進行は)事務方で詰めてきたものを直前に聞いた。おわびするしかない」と謝った。

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感謝台湾チラシ
http://www.ritouki-aichi.com/library_kansya_taiwan_2011FC4.html





 
タグ:3.11追悼

2012年03月06日

産経ニュース「警察がDNA型偽造」+調査会ニュースを加えて

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 北朝鮮による日本人拉致事件は、日本国内において蓋を閉じようとする何らかの動きがあるようです。
 この産経ニュースをより分かり易くするために調査会ニュースを転載します。
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【調査会NEWS1143】(24.3.5)

■山梨県警発表8周年

               荒木和博

 あの前日、つまり平成16(2004)年3月4日夜、私は都内のホテルで脱北者からの聞き取りをやっていました。杉野常務理事と真鍋専務理事(当時)と一緒に、脱北した韓国人拉致被害者に調査会のポスターを見せて誰か見たことがないかと聞いた後、部屋を出てコーヒーを飲んでいたときに森本美砂さん(山本美保さんの妹)から電話が入りました。

 こちらも動転していたので一字一句は覚えていませんが、美保さんとDNA鑑定が一致した身元不明遺体があり、その鑑定結果を受け取りに県警の人間が明日名古屋大に行くとの話でした。正直かなりのショックで、お互い顔を見合わせ呆然とした記憶があります。その後の顛末は拙著『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』などにも書いてありますので関心のある方はお読みいただければ幸いです。

 このときと、その後、相手のやってきたことは、「ここまでやるか」というようなことでした。ご家族への誹謗中傷はもとより、私たちには一方で擦り寄り、裏では「あいつらとは近づかない方が良い」と行って回り、また何人かのジャーナリストには「山形の遺体は山本美保だ」と吹き込んだり…。

 別の官庁のある高級官僚が「警察の奴ら、本当に汚いことをするからなあ」という趣旨のことを私にぼそっと言ったことがあります。それが山本美保さんの件だったかは覚えていませんが、おそらくそんな時期のことだったと思います。また別の人間から「(政府は山本美保さんの件で)荒木が許すのを待ってるんだよ」と言われたこともありました。

 山梨県警はこの8年間、何を言っても暖簾に腕押しで、まともな回答は何一つしてきませんでした。「当時の担当者から話を聞きたい」と言っても直ぐ近くにいるにもかかわらず出さないのに、「名古屋大でDNA鑑定をやった准教授を連れてきて説明します。早く会う日程を決めて下さい」とDNA鑑定となると矢のような催促をしてきました。去年県警に行ったときは、直ぐ前の建物に行くのに県庁の建物の中をぐるぐる回らされました(マスコミが追ってこないようにしようとしたらしいのですが)。あのときと同じような感じでした。名古屋までの距離より県警の中の方が遠いようです。もう県警相手にいくら聞いても仕方ない、というのが今回主戦場を東京に移した最大の理由です。

 一所懸命に拉致問題や北朝鮮がらみの問題に関わってきて、ときに悔しい思いをしてきた警察関係者も沢山知っているだけに、私は彼らのためにもこのことだけは絶対に許せません。これから私や調査会役員、そしてより弱い立場の特定失踪者家族に相手が何をしてくるか分かりませんが、差し違えてでも突破してみせます。この件の実行犯やもみ消しにかかわった連中はまだほとんどが政府の中枢や国会、あるいは在外公館にいます。見逃していたら拉致問題の解決はありません。そしてこの状態を打破するのは民間の力しかありません。あらためて一人でも多くの方にご協力をお願いする次第です。

特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:chosakai@circus.ocn.ne.jp
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp
発行責任 者荒木和博
●カンパのご協力をお願いします。
郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
(銀行口座をご利用で領収書のご入用な場合はメールないしFAXにてご連絡願います)
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MSN産経ニュース>>>>>>>>



「警察がDNA型偽造」 特定失踪者会など人権救済申立
2012.3.5 21:29
 北朝鮮に拉致された疑いのある行方不明者を調べている「特定失踪者問題調査会」(荒木和博代表)などは5日、山梨県甲府市の山本美保さん=失踪当時(20)=について、山梨県警が美保さんのDNA型を偽造した疑いがあるとして、日本弁護士連合会に人権救済の申し立てをした。相手方は、警察を統括する警察庁長官としている。

 調査会によると、山本さんは昭和59年6月4日、「図書館に行く」と自宅を出たまま行方が分からなくなった。4日後、新潟県柏崎市の海岸で、美保さんのセカンドバッグが発見。その後、別の脱北者から「1994(平成6)年ごろ、北朝鮮でそっくりの女性を見かけた」との証言があった。

 山梨県警は平成16年3月、美保さん失踪から17日後に山形県の海岸に打ち上げられた女性の遺体と美保さんの双子の妹、森本美砂さん(48)のDNA型が一致したと発表。これに対し、森本さんら家族と調査会は体格や遺留品など矛盾が多く、データが捏造(ねつぞう)されたと主張している。

 警察庁広報室は「詳細を承知していないため、コメントを差し控えさせていただきたいが、美保さんの事案は失踪から死亡に至る経緯が現在も不明であることから、拉致の可能性を含めあらゆる可能性を念頭に置き、捜査を継続しているところであり、今後とも事案の全容解明に向け、徹底した捜査を推進するとともに、人権救済の申し立てに適切に対応してまいりたい」としている。
タグ:拉致問題

2012年02月23日

議論を避けて圧力ですか?

 このニュースは、名古屋市を訪れた南京市共産党幹部と河村名古屋市長との会談が発端となっていますが、実は、それ以前の話があります。
 2月11日建国記念の日、名古屋市で開催された日本会議愛知県本部主催「建国を祝う愛知県民の集い」で、藤沢忠将名古屋市市議会議員の来賓挨拶の中から次のような話が出ました。

 姉妹都市交流の一環で名古屋市議会議員として最近、南京を訪問したが、そのときに虐殺記念館館長と対談し、南京大虐殺の有無“展示されている内容は、事実に反している”という旨の話をし、河村市長からも同様の趣旨の手紙を渡した。その会談の中で、印象に残ったのが、「ここの資料の多くは、日本人が『ごめんなさい』とよこしたものだが、我々にそのような主張をするならば、その前に日本の見解を統一すべきではないか」というもの。
 たしかに、これは一理ある内容だと思った。結局、朝日新聞はじめ、日本自身が撒き散らしたことを是正していかなければならない。

 早速、藤村官房長官が、「旧日本軍による“南京事件”について、非戦闘員の殺害、略奪行為などがあったことは否定できない」と言い切りました。まさに虐殺記念館館長が指す“日本人”が、登場した訳です。

 さて、この南京事件について同じ名古屋の方で、故南正義氏は、日本軍の南京攻略戦に新愛知新聞従軍記者として南京入りしています。新愛知新聞は、現在の中日新聞ですが、南氏は、後に東海ラジオの社長として、南京市との交流に率先して動きました。では、その南氏は、南京事件について、本当にあったなら、多くの記者が知っている筈だ。誰もそれを知る者はいない、と否定しています。

 一昔前は、南京大虐殺を否定すると蜂の巣を突付いたような騒ぎになりましたが、焚きつけた朝日もさすがに30万人という表現は使わなくなったようです。
 ここに「数の問題ではない」という人もいるでしょうが、「事実は、どうであったか」が重要であり、双方、意見を出し合っていくことは有意義な筈です。
 ところが中国側は、「交流停止」という圧力で対応するところに、中国に利害関係を持つ日本人や反日論者が河村市長へ撤回を求める動きをするであろうと踏んでいるように思えます。
 そして、それに応えるように、この官房長官まんまと乗せられた感じです。まあ、「村山談話」を放置してきたことに問題があるわけですが・・・。

MSN産経ニュース>>>>

<引用始>
――藤村官房長官「非戦闘員の殺害、略奪行為あった」 村山元首相談話の踏襲表明――
2012.2.22 13:12 [歴史問題・昭和史]
 藤村修官房長官は22日午前の記者会見で、旧日本軍による「南京事件」について「非戦闘員の殺害、略奪行為などがあったことは否定できない。村山談話以来、政府の姿勢は変わっていない」と述べ、平成7年に村山富市首相(当時)が植民地支配と侵略を謝罪した村山談話の認識を、政府として踏襲することを明らかにした。

 名古屋市の河村たかし市長が姉妹都市である南京市の共産党幹部らとの会談で「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と疑義を呈し、南京市が交流停止を発表するなど反発していることについては「名古屋市と南京市の間で適切に解決されていくべき問題だ」と述べるにとどめた。<引用終り>
タグ:南京事件

2012年02月14日

「脱北者を公館に連れ込まず」何故ここまで屈せねばならないのか

 中国が避けたいのは、脱北者の大量流入と北朝鮮体制の崩壊。中国もまた、民族弾圧を行なっており、脱北者への人道という感覚はないと考えてよいでしょう。
 しかし、そのような国からの圧力で、脱北者を受け入れない旨の誓約をするなど、主権国家としてのあるまじき姿勢ではないでしょうか。

 そこで脱北者の言葉を紹介します。

〜脱北者の声を聞け〜

 帰国事業で、日本から北朝鮮に渡った人物A氏は、北朝鮮の惨状に、命懸けで脱北を成功させた。A氏は、語る。
 当時、北へ行くか、南へ行くか、その勧誘は金日成の方が、李承晩や朴正熙より、その策は上手だったと言う。北にはユートピアが待っていると期待したが、しかし、実際には地獄であった。
 公開処刑は、日常に行なわれ、それを見に行かないと問われる。今、アラブで起きている民衆革命など、恐怖で縛られた北朝鮮では、不可能だ。

 ただ、脱北をして改めて日本へ渡ったが、今日の日本や韓国をみて、北朝鮮の教育の方が正しかったのではないかと思うことがある。それは、洗脳であったにせよ、国家に対する忠誠心が北にはあったが、日本人は、それが希薄であること。これでは、国際社会に立ち向かえない。私は、日本が強くなって欲しいと願っている。

 というものでした。これは、中国から弾圧を受ける南モンゴル・ウイグル・チベットの亡命者の訴えと共通しますが、これらの声を聞き流し、中国の圧力に屈し、国際的評価を落とす外交政策に日本国民として、怒りを覚える次第です。

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MSN産経ニュース>>>>主権、人権感覚疑われる日本 中国に誓約「脱北者を公館に連れ込まず」>>>>
MSN産経ニュース引用始>>>>>>
主権、人権感覚疑われる日本 中国に誓約「脱北者を公館に連れ込まず」
2011.12.9 11:11 (1/2ページ)
 日本政府が中国政府に対し「公館外から公館に脱北者を連れ込まない」との趣旨の誓約書を出したことは、そのことが結果的に5人の脱北者の出国につながったとはいえ、“代償”は余りにも大きい。

 玄葉光一郎外相は8日の参院外交防衛委員会で「脱北者を受け入れないとの誓約書を出したことは絶対にあり得ない」と述べたが、藤村修官房長官は同日の記者会見で、誓約書の事実関係について「具体的に明らかにすることは差し控える」と述べるにとどめた。

 2人の説明からは事実関係の詳細は明らかにならないが、脱北者の保護に後ろ向きな対応をとったことは間違いない。

 平成18年に制定された北朝鮮人権法は、第6条で「政府は、脱北者の保護および支援に関し、施策を講ずるよう努める」と定めている。今回の措置は、この法律の精神に明らかに反するし、政府の政策にも逆行するはずだ。国際的にも日本政府の人権感覚が疑われるし、何よりも、在外公館への人の往来という「国家の主権」にかかわる問題を、他国に強要され、それを受け入れたという事実は、大きな禍根を残すだろう。

 平成14年の瀋陽・日本総領事館への脱北者駆け込み事件以降、中国側は警備を強化し、以来、日本側は外部で脱北者や支援者と接触し、総領事館に連れていくケースが増えた。だが、最近ではこうした形で脱北者を保護することも困難になっている。

 脱北者支援に取り組む日本のNGO「北朝鮮難民救援基金」の加藤博理事長は「中国以外の第三国での保護にシフトしているのが実情だ」と語る。誓約書提出が大きく影響しているのは間違いない。

 民間出身の丹羽宇一郎駐中国大使の責任も免れない。丹羽氏はかつて中国への政府開発援助(ODA)の継続を訴えたこともあり、中国側に「くみしやすい」と思われがちだ。その丹羽氏を任命したのが民主党政権だ。今回明らかになった一件は「外交敗北」以外の何ものでもない。(坂井広志)

<<<<<<<<<<引用終


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